冬季と夏季の新潟県の気候について

他の地域に比べると新潟県は一年を通して曇りの天気がとても多い地域かもしれません。また、冬になると北西から吹く季節風や海流の影響を受けて雪の日が多いのが特徴です。県内では地域によって積雪量に大きな差がありますが、山沿いの地域は豪雪地帯と言われており、積雪量が3メートルから4メートルになることもあるようです。しかし、その一方で日本海側の平野部はそこまで積雪量が多くなく、イメージよりも暮らしやすいでしょう。平均気温が零下になる月はなく、それほど寒さも厳しくありません。一年のうち最も寒くなる1月や2月の平均気温は、2.8度や2.9度となっており、日本海を北上している暖流の影響を受けているためだと考えられています。

ちなみに冬季はこのような気候の新潟県も、春が訪れると空気が乾燥してきて日照時間が増えます。冬の時期に比べると、4月から10月までの時期は日照時間も多くなり、その長さは東京を超えるほどだそうです。また、日本の多くの地域では、夏場になると雷が増えますが、新潟県の場合は夏場の雷はそれほど多くはありません。これは、日本海に向かって大陸から乾燥した冷たい空気が流れてくることが影響しているようで、夏は比較的過ごしやすいでしょう。

冬場は地域によって寒さが堪えることもあるかもしれませんが、一年間をトータル的に見てみると暮らしやすい環境なので、最近はIターンやUターンで移住する人も増えているそうです。